サイトトップ>ホームページ:ユニバーサルデザインなHP
ユニバーサルデザインなホームページ制作
■健常者も障害者にも親切なユニバーサルデザインのホームページ制作
米国ではリハビリテーション法508条により、障害者にアクセシブルでないIT機器の購入やホームページ制作・作成が許されなくなりました。
日本でもIT戦略本部合同会議(第5回)において、各省庁地方公共団体に情報バリアフリーが推進され、情報バリアフリーのJIS規格「JIS X 8341-3」制定され、ユニバーサルデザイン,ホームページ制作・作成が不可欠になってきました。
障害者も健常者も等しく利用できるユニバーサルデザイン,ホームページを制作するにはいったいどのようすればよいのでしょうか。
例えば、このホームページ、コントラストが低く、文字が小さすぎて視覚障害者に不親切だと思われるでしょうか?
貴方が健常者ならそう思われるかもしれませんね。黒バックに大きな白抜き文字が視覚障害者に読みやすいというのは間違いです。過度のコントラストはまぶしすぎ、モニタによっては健常者にとっても見づらいものです。
このような思い込みによるバリアフリー対策はユニバーサルデザインではありません。
健常者が違和感なく利用し、且つ障害者に優しいサイトがユニバーサルデザインなホームページです。
ユニバーサルデザインはW3Cのアクセシビリティガイドラインに準拠
■ユニバーサルデザイン,ホームページは視覚障害者への特別な機能を提供する必要はありません。
このホームページには、文字の大きさや色などを指定するタグは使用していません。スタイルシートを利用しています。
スタイルシートはW3CのCSSチェックを受け、文字サイズは全て相対的に表示できるようにし見ている方の環境に従うことに留意しています。
文字の大きさ、カラー、行間等で文字の読みやすさに配慮いたしました。
リンクボタンは若干小さめですが、マウスがうまく扱えない方でも、押し間違えがないよう間隔を開けています。
無論、バリアフリー・ユニバーサルデザインに完全はありませんが、健常者にとっても使いやすいホームページであることに配慮をしました。
読み上げに関しては実際に視覚障害者の方が利用する「ホームページリーダー」、「ALTAIR」にて検証しています。
色覚障害、白内障の方への配慮としてはFUJITSUの「WebInspector」を利用させて頂きました。ユニバーサルデザインなホームページの制作にはあたりまえのことです。
写真などに、alt属性を入れ、色にのみ依存しないようにするだけではユニバーサルデザインは実現しません。
ユニバーサルデザインなホームページ制作は正確に作成することが前提条件。ユニバーサルデザインを唱えているホームページですらこの基本が不十分な事がほとんどです。
JIS規格「JIS X 8341-3」に準拠とホームページ上で宣言している自治体ホームページは多いのですが、「JIS X 8341-3」の5.1a)には「ウェブコンテンツは関連する技術の規格及び仕様に則り、かつそれらの文法に従わなければならない」という部分はきっと読んでいないのでしょう。
多くのホームページ制作者、ホームページ担当者は、この前提を無視してホームページを作成されているようで残念です。ユニバーサルデザインは単なる思い込みでは出来ません。 健常者が違和感なく利用し、且つ障害者に優しいサイトがユニバーサルデザインなホームページです。
ユニバーサルデザイン-ホームページ制作をお勧めします
■バリアフリー対策・ユニバーサルデザインは検索エンジン対策
ユニバーサルデザインに無関係に思えるかもしれませんが、バリアフリー対策・ユニバーサルデザイン、ホームページ制作の前提となるアクセシビリティの確保はSEOの基本です。
視覚に障害がある方などが利用するブラウザは、ExplorerやNetscape等ではありません。健常者の方でもテキストブラウザ(Windowsの方はLynx、Macの方ならmogura等)をご利用になればどのように見えるのか想像いただけます。
検索サイトで、なぜ上位表示されないのか不審を抱いている方、テキストブラウザでの表示は検索エンジンのクローラーの読みとりにほぼ一致していますので、検索エンジンがどのように見ているのか御覧になって下さい。ユニバーサルデザインでホームページを制作すれば検索エンジンにも内容が正確に伝わるわけです。
Googleのウェブマスター向けヘルプにもLynxでのホームページの確認を勧めています。
バリアフリーなホームページ(ユニバーサルデザイン,ホームページ)を制作
■ユーザビリティ・ユニバーサルデザインに気を配れば好印象
ユニバーサルデザイン対策で写真にalt属性を入れるだけでも、音声のみ聞かれる方に意味がわかるようにすることは簡単ではありません。
色覚障害や白内障の方、マウスがうまく利用できない方への配慮も必要です。
階層が深く、しかも長いURLのホームページも良く見かけます。クリックできるのだから問題はないと思われているのでしょうが、キーボードより入力して移動するしかない方もいます。
こういったことまで配慮しなければバリアフリー(ユニバーサルデザイン)とは呼べません。こういった配慮は、そのまま健常者にとっても使いやすい、見やすいホームページとなります。ユーザビリティの高いホームページは、良い印象を与えます。トップページに情報を詰めすぎたり、やたら階層が複雑なページは共に嫌われます。これでは広報にも広告にもなりません。
アクセシビリティ、ユーザビリティに優れたページこそが、ユニバーサルデザイン,ホームページです。
視覚障害、身体障害等に配慮しつつ、健常者にも見やすいホームページがユニバーサルデザイン,ホームページ。
バリアフリー・ユニバーサルデザインに配慮してフレームは使用しないとするサイトもありますが、これは誤解です。正しく使われているフレームは、利用者に見やすく、障害がある方にも、利用しやすい環境を提供する手段にもなります。
ユニバーサルデザインであることを理由にユーザビリティを疎かにしては、ユニバーサルデザイン,ホームページは実現できません。